赤ちゃんに授乳した後や、泣いた後など、赤ちゃんが吐いてしまうことはよくあります。
大人が「吐く」ことは、そう多くないですから、赤ちゃんが突然吐いてしまうとビックリしますし、心配に思うかもしれません。
今日は赤ちゃんが吐きやすい理由と、その対処法についてお話ししたいと思います。
まず、赤ちゃんが吐きやすい理由についてです。
赤ちゃんの胃は、大人の胃と違って少しねじれています。
ですので、飲んだものが下の方に降りにくく、上の方に留まってしまいやすいです。
また、大人の胃は、食道と繋がっている胃の入り口部分がキュッと締まるようになっているため、食べ物が逆流しずらくなっています。
ですが、赤ちゃんはまだ締まりがゆるく、飲んだものが逆流しやすくなっています。
お酒を入れるトックリのような感じです。
なみなみ入れたトックリを倒すと中身がこぼれますよね。
同じように、赤ちゃんもお腹いっぱい飲んだあと、すぐに横にすると、あふれて吐いてしまいやすくなります。
このように、胃の構造からも、赤ちゃんは吐きやすいのです。
ですので、
・口からタラッと溢れる程度
・ケポッと吐いても、その後も元気がよく、おっぱいやミルクをいつも通りよく飲む
ようであれば心配いりません。
それに、免疫成分が豊富な母乳の場合は、逆流することで喉の奥がコーティングされますので、病原体が入りずらくなるという良い面もあるんですよ。
赤ちゃんが吐きやすい場合の対処法としては、
授乳した後、ゲップが出ても出なくても、しばらく縦抱きにしておいてあげると、胃の下の方に流れて吐きにくくなります。
ずっと背中をトントンしたりさすっているのは大変なので、ただ、ママの胸にもたれかかるようにカンガルー抱っこしているだけで大丈夫です。
吐きやすい赤ちゃんの場合は、20~30分ほど縦抱きにしておいてあげると良いです。
「長い!!」と思うかもしれませんが、ママもソファやクッションなどにゆったりもたれかかって、ダランと楽に、ただ赤ちゃんを胸に置いておくように抱っこすれば負担は少ないと思います。
休憩タイムと思い、ママもリラックスして過ごしてみてください
もし、すぐに寝かせないといけないときは、顔を少し横向きにして、吐いても喉に詰まらせないようにしておきましょう。
※授乳のたび頻繁に吐く、噴水のように勢いよく吐く、元気がなくて飲みも悪い、というときは小児科に診てもらってくださいね。
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