乳腺炎のときは、滞っている母乳を外に出すことが大切でしたね。
ただ、赤ちゃんが、乳腺炎側のおっぱいを吸うのを嫌がり、うまく授乳できないこともあります。
今回は、そんなときの対処法をお話ししたいと思います。
赤ちゃんがむずがる理由としては、乳腺炎側の母乳は、
・母乳の甘味が減り、しょっぱく感じること
・母乳の出がスムーズではないこと
が考えられます。
できれば乳腺炎側のおっぱいから先に授乳できるとよく飲みとってもらえますが、
うまくいかないときは次の2つを試してみてください。
1.先に問題ない方のおっぱいから授乳して、スライドさせる。
まず先に問題ない方のおっぱいを吸わせます。
赤ちゃんが落ち着いて飲み出したり、
乳腺炎側のおっぱいから母乳がポタポタ出始めたら、
① お母さんの指を赤ちゃんの口にすべり入れて、おっぱいをそっと外します。
② 赤ちゃんの体の向きを変えずに、スライドさせて乳腺炎側のおっぱいに吸い付かせます。
2.赤ちゃんが泣く前や、半分寝ているときに授乳してみる。
この2つをやってみてもダメなときや、あまり飲んでくれないときは搾乳をしましょう。
乳腺炎の痛みが強くて、授乳や搾乳が大変なときは、授乳可能な解熱鎮痛剤を飲むこともできます。
国立成育医療センター サイト
授乳以外は誰かにお願いして、水分をしっかりとり体を休めてくださいね。
※半日から1日たっても改善しないときは、必ず病院を受診してください。
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